遼が成人式に出席 祖父の仕立てたスーツにご満悦
2012/01/08 17:50
昨年9月に20歳を迎えた石川遼が8日(日)、地元の埼玉県松伏町で行われた成人式に出席。「だいたい5年ぶりぐらいに友達と合って、楽しい時間を過ごせました」とリラックスした表情で、一生に一度の晴れ舞台を振り返った。
女性は振袖、男性は袴姿の新成人が多く見られる中、石川はダークグレーのスーツに身を包んで登場。「もともと、袴よりもスーツがいいと思っていた」という記念の一着を仕立てたのは、テーラーを営んでいたという母方の祖父。「成人式のために、秋口の11月ぐらいから仮縫いを始めてもらった。採寸してもらい、生地からポケットの位置、ボタンの位置まで全部です」。祖父の手による完全オーダーメイドのスーツに「ピッタリで、着ていて気持ちいい。おじいちゃんの気持ちがこもっていて嬉しかったです」と笑顔を見せた。
そして、改めて口にした20歳への誓い。「一番大事なことは、自分の信念を強く持って貫き通すこと。今年も日本国内だけでなく海外でも試合があるけど、どんな地でも自分のやっていることに自信を持って前向きにやっていきたい」。自らに言い聞かせるように表情を引き締めた。
石川の今季初戦は、12日(木)にハワイで開幕する米国男子ツアー今季第2戦「ソニーオープンinハワイ」。初出場となる一戦に向け、今夜ハワイへと飛び立つ予定だ。年末年始は大晦日と元日をのぞき「ほとんど毎日ボールを打っていた」と、短いオフの間もほとんど休み無くクラブを振り続けた。「アプローチとパターは毎日やっていたし、手先の感覚をにぶらせることなく調整ができた」。華やかな式典を終えてすぐ、早くも石川の今シーズンが幕を開ける。(埼玉県松伏町/塚田達也)