プロゴルフ3団体が「日本プロゴルフ殿堂」を発足

2011/10/26 19:52
左から海老沢勝二氏(元日本放送協会会長)、JGTO小泉直会長、PGA松井功会長、広瀬道貞氏(社団法人 日本民間放送連盟会長)、LPGA小林浩美会長、小林陽太郎氏(富士ゼロックス株式会社 元取締役会長)

10月26日(水)、社団法人日本プロゴルフ協会(以下PGA)、社団法人日本女子プロゴルフ協会(以下LPGA)、社団法人日本ゴルフツアー機構(以下JGTO)の3団体が都内で記者会見を行い、「一般財団法人 日本プロゴルフ殿堂」を設立したことを発表した。

「日本プロゴルフ殿堂」は、日本のゴルフ界において偉業を達成した選手を表彰する目的で設立され、設立の経緯に至っては「このゴルフ界を築き上げてきた人たちの功績を忘れず、継承していくことを目的とし、2016年のオリンピック開催や、世界的に活躍する選手が次々と誕生する時代の流れを汲んだことによる」と、代表理事を務める広瀬道貞氏(社団法人 日本民間放送連盟会長)が説明した。

同団体は、代表3団体の会長を初めとする理事10名、監事2名、評議委員4名、表彰選考委員4名の計20名によって構成され、選考議員が候補者をリストアップし、理事会で決定する。選考は下記表彰選考資格に基づき、年に2~3名程度を検討し、第1回の表彰は来年2月、または3月中を予定している。

■ 表彰カテゴリー

1)1972年以前に活躍し、または功績を残したレジェンド的プレーヤー
2)1973年以降に活躍した下記資格を満たす男子現役世代プレーヤー
※1973年:ツアー制施行後
3)下記資格を満たす女子プレーヤー

■ 表彰選考資格

1)表彰年度において満45歳以上であること。但しLPGA単年登録者として10年以上在籍している者。
2)PGA会員、LPGA会員及びJGTO会員として在籍10年以上であること。
3)上記1、2の資格者で次のいずれかに該当する者。
・男子レギュラーツアー及び女子レギュラーツアーの年間賞金ランキング第1位者
・日本プロ、日本オープン、ツアー選手権5勝以上の者または日本女子プロ、日本女子オープン5勝以上の者
・男子ツアー競技25勝以上の者
・日本プロシニア、日本シニアオープン5勝以上の者
・シニアツアー競技15勝以上の者
・海外メジャー競技1勝以上のもの
・海外ツアー競技3勝以上の者
・海外シニアメジャー競技1勝以上の者
・海外シニアツアー競技3勝以上の者
・世界ゴルフ殿堂入りした者
・理事会において功績があると認められた者(物故者を含む)

尚、以上の資格を満たした上で、さらに選出が行われる。過去におけるプロゴルファー数の比率は男子が圧倒的に多い点や、選手生命の長さを考慮しても、男女の有資格年齢に差があるなど、立ち上がりはイレギュラーな点は多いものの、議論しながら都度柔軟に対応していく方向だ。(東京都港区/糸井順子)