中島啓太「チームの柱になれるように」/世界アマチーム選手権
◇男子アマチュア◇アイゼンハワートロフィー 世界アマチュアゴルフチーム選手権 事前(30日)◇ル・ゴルフ ナショナル(6991yd、パー71)、ゴルフ・ド・サンノムラ ブルテッシュ(6821yd、パー72)/フランス
世界最大級のアマチュアチーム選手権は、前週の女子に続いて同じコースを舞台に31日から4日間の日程で男子の競技が始まる。
アマチュア年間世界一の称号「マコーマックメダル」を史上初めて2度受賞した中島啓太(日体大4年)を率いる日本チームは大会前日の30日に最終調整を行った。
2018年に続いて2回目の出場となる中島は「やっぱり会場に来てみると今年は一番ワクワクする感じがしますし、それだけ規模の大きい大会」と心を躍らせる。初めてのフランス・パリでの観光は到着日に「教科書で見たようなエッフェル塔と凱旋門に行けた」と済ませており、大会に向けて気持ちを切り替えた。
会場の2コースについては「どちらもスコアを伸ばすというか、守りに入ってはいけないという印象」。ル・ゴルフ ナショナルは「今回セルフプレーで終盤疲れがたまる時に池が多いので、そこはしっかり集中力を保って最後まで攻め続けたい」。初日に回るゴルフ・ド・サンノムラ ブルテッシュは「ドライバーショットでアグレッシブに攻めていって、バーディチャンスを多く作ってパッティングを攻めて行ったらいいスコアになる」と話した。
今年は6月の男子下部ツアーで史上5人目のアマチュア優勝を遂げた蝉川泰果(東北福祉大4年)と7月の「日本アマチュア選手権」を制した岡田晃平(東北福祉大3年)とともにチーム一丸になって挑む。
チーム最年少の高校3年生として臨んだ前回から4年を経て、米ツアー挑戦や海外メジャーに参戦と経験を積んできた。「どの国も強い選手が来ていますし、日本も強いので自分たちを信じてやりたい。自分は海外の試合を皆よりも多く経験している。そういうところではチームの柱になれるように頑張りたい」
女子は個人戦では馬場咲希の4位が最高で団体は3位に終わった。男子は1984年大会以来の優勝を目指す。