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日本男子7年ぶり団体Vならずも収穫は流れつくる「リアクション」/トヨタジュニアW杯

2022/06/25 12:36
3年ぶりの開催となったトヨタジュニア

◇2022 トヨタ ジュニアゴルフワールドカップ Supported by Japan Airlines 最終日(24日)◇白山ヴィレッジGC(三重県津市)◇男子7018yd(パー72)、女子6358yd(パー72)

2015年以来の団体優勝がかかっていた日本男子は首位のカナダに2打届かず惜敗した。出場4選手中3選手のスコアが採用されるなか、最終日ベストスコアの「67」で回ってチームに貢献した大嶋港(岡山・関西高2年)は「頑張ったと思います」と力を出し切った。後半では5バーディ、1ボギーの「32」と巻き上げたとあって「100点に近い」と評価した。

グリーン上のプレーが好スコアにつながった。4番で7mを沈めると、6番で2m、後半も2mから5mのパットを決めてスコアを伸ばした。前日11位だった個人戦では2位に浮上し、「自信にもなりました」と結果を残した。

「72」でホールアウトして21位で終えた古川創大(宮崎・日章学園高3年)が収穫として挙げるのは、バーディを獲って大きなガッツポーズをつくり、「プレッシャー」をかけることができたこと。やり慣れていないながら力強く拳を握ってアピール。「頑張りましたけど、小っちゃかったですね。外国人は叫んだりもする。でもそういうところから流れを作ったりするのかな」

「(外国人選手は)リアクションの大きさとか、面白くて楽しみながら」と初めての国際大会を満喫した。集中力を削ぐ猛暑に苦しんだが、「『将来、あの選手強くなるのかな』とか。観戦しながらゴルフをしているみたいでした」。

大嶋と同じく2位で終えた松井琳空海(りうら/四国学院大香川西高1年)も海外勢のプレー中の気持ちの持って行き方を振り返り、「(自身は)気持ちの切り替えをもうちょっと早くできるようにしたい。気持ちの部分ではダメでした。ため込んで引きずっちゃう」とボギーを喫してからのプレーを今後、修正すべき課題としていた。(三重県津市/石井操)