国際選抜の遼、責任あるポジションが夢
2009/10/07 12:30
8日からカリフォルニア州にあるハーディングパークGCで開催される国際選抜対米国選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」に出場する石川遼が、この日チームでの練習ラウンドに参加。キャプテンのグレッグ・ノーマン(豪州)らが見守る中、17ホールをラウンドした。
朝8時過ぎにチームメイトと共にコース入りした石川は、まず練習場でウォーミングアップを行うと、チーム別の記念撮影をこなす。その後、ジェフ・オギルビー(豪州)、Y.E.ヤン(韓国)、ロバート・アレンビー(豪州)と共に、8番からコースを回り始めた。
揃いのユニフォームに身を包んだ石川。普段より少しゆったり目のウェアに「違和感がありましたね」と笑うが、チームメイトらとコミュニケーションをとりながら、グリーン周りを中心に丹念に練習をこなしていく。時折、キャプテンのノーマンも顔を見せたが、「見ているときにミスショットがほとんど無かったので、一安心です」と、石川は安堵の表情を浮かべていた。
ラウンド後の記者会見では、「ここにいることが夢のようです。ものすごく興奮するし、緊張すると思うけど、チームの為に全力を尽くして、少しでも貢献できるように頑張りたい」と抱負を述べた。
注目のペアリングは明日決まるが、石川には思いがある。今年1月の「ロイヤルトロフィー」では3日間続けてトップバッターに起用されたが、「僕はどちらかというと、責任を負うシチュエーションでやるのを夢見ている」と、目標は試合を決めるチームの中心選手となることだ。「今は前者(前の方で回ること)が合っていると思うけど、いつかは後ろの組で回って、これを決めたらチームが勝つとか、外したらどうとか、そういうところでやってみたい」と、秘めた思いを打ち明けた。