塩見好輝&山下美夢有がV 賞金1200万円/チャリティマッチ
スイスの高級時計ブランド「リシャール・ミル」チャリティマッチ(2日~3日/静岡・ファイブハンドレッドゴルフクラブ)の最終日が3日、行われた。男女ペア総勢12組が出場し、男子プロの塩見好輝と女子プロの山下美夢有が通算22アンダーで制し、優勝賞金1200万円(各600万円)を獲得した。
2日間36ホール、フォアボール(ペアのそれぞれが各自のボールでプレーし、良い方のスコアを採用)のストロークプレーで争われた。賞金総額は3340万円で、最下位も100万円(各50万円)を獲得。初日はプロアマも行われた。
優勝を飾った塩見&山下ペアは連日11アンダーの「61」でプレー。初日はお互いにバーディを獲るホールが重ならずにスコアが伸びたとし、最終日のこの日は山下が1イーグル7バーディと大活躍。山下は「(塩見が) 話しやすく、優しかった。(パットの)ラインを見てくれて安心感でしっかり打てた。すごく助けていただきました」。同じ大阪出身ということもあり、地元の話からフェードの打ち方や傾斜地の対処など競技についても話が弾んだ。
大会は2日に行われたプロアマ戦のラウンド権をかけてオークションを実施。集まった2260万円のうち1090万円をNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえに寄付した。また、出場チームの2日間の総獲得バーディ数×2万円のチャレンジプロジェクトを行い、382万円(191バーディ)がリシャール・ミルと契約するレーシングドライバー、タチアナ・カルデロン氏がサポートする南米・コロンビアの子供たちの社会進出などを支援するNPO法人フエゴ・イ・ニニェスに寄付される。
最終日の特別賞には通算13アンダーで11位(この日の8月3日を足した)の時松隆光と藤本麻子ペアが輝いた。ドイツのスーツケースメーカー「リモワ」のスーツケースが贈られた。時松は「もちろん優勝を狙っていたけど、前半でバーディが一つしか獲れず『楽しもう』ってなった」。最終18番で藤本が10m以上のバーディパットを決めてブービーへ。「優勝したみたいにうれしくて…変な感じです」と笑った。
リシャール・ミルと契約する青木瀬令奈は「チーム戦もなかなかやったことなかったけど、一人の時よりバーディがめちゃめちゃうれしい。1個のバーディでも喜びが倍で、『やったね』ってホールインワンしたような気持ち」と振り返った。
【最終結果】
優勝/-22/塩見好輝&山下美夢有
2/-19/大槻智春&岡山絵里
3/-17/額賀辰徳&横峯さくら
4T/-16/薗田峻輔&上田桃子、重永亜斗夢&堀奈津佳
6T/-15/比嘉一貴&永井花奈、佐藤大平&工藤遥加
8T/-14/小鯛竜也&成田美寿々、宮里優作&金澤志奈、幡地隆寛&青木瀬令奈
11/-13/時松隆光&藤本麻子
12/-12/堀川未来夢&宮田成華