男子は松山、女子は森美穂が日本ジュニアを制す!!
2009年度(第15回)日本ジュニアゴルフ選手権競技が、今年も埼玉県川越市にある霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催された。男子15~17歳の部では、初日、2日目と4アンダーずつマークした松山英樹(明徳義塾高3年)が、最終日に3ストローク落としたが、2位に4打差の通算5アンダーで優勝を果たした。
女子15~17歳の部は、初日に6アンダーと抜け出した森美穂(福井工大附属福井高校2年)が、2日目の最終日はイーブンパーでまとめ、2位に5打差で初の栄冠を勝ち取った。また、男子12~14歳の部は、通算4アンダーで小西健太が優勝。女子12~14歳の部では、通算4オーバーで本多奈央がそれぞれ優勝している。
優勝を果たした松山は「昨年も最終組でスタートしましたが、首位と4打差だったので緊張はしませんでした。でも、今回は追われる立場だったので自然と緊張していました。初日はショットが良くて、2日目はパットが良かったのですが、今日は全部ダメでした。でも優勝できて本当に嬉しいです」。と17歳の清清しい笑顔で喜びをかみ締めた。
松山には、「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップパナソニックオープン」「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」そして「日本オープンゴルフ選手権競技」への出場資格が与えられる。
17歳の松山は、同年代の石川遼を意識するかという質問に「頑張って欲しいですね」と言い周囲を和ませた。「今は戦う舞台が違うので・・・。自分はジュニアの試合にしか出られないというのもありますが、ジュニアの試合で強くなって、いつかは同じ舞台で戦えるようになりたいです」と力強く語った。
女子の部を制した森は、中学1年生からこの大会に出場し、今回が5度目の挑戦だった。過去3位には入ったことがあるが、どうしても優勝を狙ってみたかった」と言う。森の兄の博貴は、男子17歳までの部に出場。最終日の中盤には、優勝した松山に1打差まで迫ったが、最後に力尽きてしまい、兄妹の同時優勝は幻に終わった。