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第1回「柏オープン」は“チーム柏”のプレーオフ 初代覇者は22歳・上野晃紀

2020/11/02 20:23
柏ゴルフフェスタ実行委員会の薬師寺広会長(左)と優勝した上野晃紀(右)

◇柏オープンゴルフ選手権(2日)◇藤ヶ谷カントリークラブ(千葉県)◇6884yd(パー72)

ゴルフキャスター・薬師寺広さんが会長を務める柏ゴルフフェスタ実行委員会主催の第1回「柏オープン」が開催され、地元・柏市出身の22歳、上野晃紀が9バーディ、2ボギーの「65」をマーク。7アンダーで並んだ金田直之をプレーオフで下して初代チャンピオンに輝き、「柏代表として大会に出場することができ、良い結果を残せて良かった」と安どの笑顔を見せた。

プレーオフを戦ったのは幼少期から同じ美里ゴルフセンターで腕を磨いてきた2人。大会前、上野は「ゴルフを始めたときから一緒にいたので、ずっと意識している」と、ライバルとして金田の名を挙げていた。”チーム柏”枠で出場した2人の熱戦を、昼のレッスンをキャンセルして会場に駆けつけたという同練習場のレッスンプロや関係者たちが見守った。

上野の自宅から会場の藤ヶ谷カントリークラブまでは車で15分ほど。母親がキャディとして約10年務めているコースでもある。大会前に練習ラウンドを重ねつつ、母親から難しいグリーンの攻略についてヒントをもらったという。「いつも(母には)お世話になっているので、感謝を伝えたい」と少し恥ずかしそうに話した。

「日本オープン」を制した稲森佑貴も出場

大会にはレギュラーツアーで活躍する選手たちも出場。10月の「日本オープン」を制した稲森佑貴はパットに苦しみ、3オーバーの55位とした。

<主な上位成績>
優勝/-7/上野晃紀
2/-7/金田直之
3T/-6/村上拓海、坂本雄介杉山知靖
6/-5/尾崎慶輔
7T/-4/齊藤陸佐藤大平、溝口雄太、梅山知宏、川崎政志

ローアマチュアの安部高秀(左)と優勝した上野晃紀(中央)、大会会長の薬師寺広さん
プレーオフで惜敗した金田直之
プレーオフ前でも笑顔の上野晃紀(左)と金田直之(右)