傾斜地と進級制度 PGAゴルフアカデミーが太平洋クラブ益子にオープン
今月初め、栃木県にある太平洋クラブ益子PGAコースで、同ゴルフ場内にある練習施設が7月1日からPGAゴルフアカデミーのフランチャイズ1号店としてオープンしたことを記念したゴルフコンペが行われた。
日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長は、「皆さんのゴルフライフを向上させるために、このアカデミーで練習して、ゴルフをもっとうまくなってもらいたい」とアピールしたが、実際このアカデミーにはいくつかの魅力的な独自性が存在する。
同アカデミーでティーチングを担当する若本英己プロは「練習して、すぐにコースで試せるのがこのアカデミーの良さです」という。コースに併設されていることで、午前中に練習場でレッスンを受けて、午後に9ホールをラウンドする1Dayコースや、午後から9ホールを回るコースレッスンのメニューもある。レッスン中は通常プレーとは違い、コース内の同じところから2球打つこともできるなど、より実戦的な練習ができるようになっている。
また、アカデミー共通のPGAメソッドは、「傾斜地での練習」と「進級制度」を軸として構成されている。一般的な練習施設は平らな地面でスイングを覚えるが、コースに出れば左足上がりや、つま先下がりといった傾斜地から打つことが多くなる。傾斜台を使って、様々な状況に応じたスイングを練習しておくことで、コースでの対応力が鍛えられる。そして、10級から1級まで設定されているアドレス検定とスロープ検定は、上達のモチベーションにもなるだろう。
ゴルフ場に併設されたPGAアカデミーは関東ではここ1カ所。関西では9月1日から東条の森カントリークラブ(兵庫県)が開業している。詳しい情報は以下まで。
PGAゴルフアカデミー太平洋クラブ益子(0285-72-8231)
PGAゴルフアカデミー東条の森(0795-46-1301)