アマ・その他ツアー

スカイAが再開の韓国女子ツアーを6月まで無料ネット配信 会員数は前週3倍に

2020/05/19 08:45
開幕前日のメディアデーにはイ・ジョンウン6(左)らが記念撮影するなどして再開した韓国ツアー(提供:KLPGA)

新型コロナウイルス感染拡大の影響でシーズンが中断されている世界のプロゴルフツアーに先駆けて、韓国女子ツアーが「KLPGA選手権」で再開した。世界から視線を集めて17日に閉幕した4日間大会は、日本ではCS放送局のスカイAが行ったインターネットを通じた無料放送が好評。次週29日からの「The 8th E1チャリティオープン」から6月末までの5試合についても同様の放送を行うことが決まった。

スカイAは昨年3月、国内女子下部ステップ・アップ・ツアーを中心に放送するネット中継の自社配信の有料サイト「スカイAゴルフLIVE」を開設。韓国SBS GOLFが制作した「KLPGA選手権」は会員登録したユーザーに無料で配信した。大会前日の13日からの5日間で、登録者数はこれまでの3倍に増加。ライブ配信の視聴者数も国内下部ツアー中継時の4~5倍に膨れ上がったという。

同社は5月上旬、世界10数国での放送を掲げた韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)からの申し出を受け、放送に向けて急ピッチで準備を進めた。

大会には日本でも活躍するイ・ボミペ・ソンウアン・ソンジュらのほか、世界ランキングトップ10のうち3人が出場する話題性もあったが、事業局の伊藤純二・事業部長は「予想以上の反響をいただきました」と驚きの様子。「国内のスポーツイベントが依然として自粛され、ライブのコンテンツは皆無といえます。結果的に多くの方にスカイAゴルフLIVEを知っていただくことができた。久しぶりのトーナメント開催を待ちわびている方も多かったはず」とゴルフファンの熱量の高さを口にした。

「KLPGA選手権」の映像は現在もアーカイブページで無料配信されている。https://skya-golf.live/

開幕前日の会見には多数の報道陣が集まった(提供:KLPGA)