首位と3打差の石川遼「明日は優勝を狙います!」
ハワイのパールCCで行われているパールオープン2日目、石川遼(16=パナソニック)がノーボギーの「67」で回って通算5アンダーとし、首位に3打差の好位置に浮上した。前日に引き続き日没サスペンデッドとなった為、順位は暫定ながら8位タイ。30人が第2ラウンドをホールアウト出来ていない。
「今、何時ですか?」18番のセカンドを待つ間に石川が聞いた。時刻は18時20分。昨日は18時30分に日没サスペンデッドのホーンが鳴った。「全然、余裕っすね」。石川がグリーンに上がった時にホーンが鳴ったが、石川の組は全員が無事にホールアウト出来た。
「凄く嬉しいです。今日はすべてが終了したので、明日の事を考えられる。今まで、途中で中断して朝早くプレーしたことは一度も無いですし、そうなると生活やゴルフのリズムが狂いやすい。僕たちの組はぎりぎり上がれて本当にラッキーでした」。試合を終えたばかりの石川は興奮気味に話した。
この日は尻上がりに調子が良くなってきた。前半は2番でバーディを奪い、残りはパープレイ。折り返した11番で沈めた2mのバーディパットが勢いをつけた。「傾斜はフックだったけど、芝目が左から来ていて悩んだのですが、右カップの端より2cm左を狙って打ったら入ってくれた。明日につながるパッティングでした」。前日苦しんだグリーンを、この日は自分のものにした。
「パッティングはフォロースルーが短くなっている事に昨日のラウンド中に気付きました。そうなると、カップに届かなかったり、直前で曲がったりしてしまう。今日はフォローを出すように意識しました」。15番では6m、17番では下りの4mを沈め、昨日までの鬱憤を晴らした。
「ドライバーの安定度は欠けたけど、今日の方が終始良いスイングが出来ました。明日は全ショット良いスイングが出来るようにしたい」という石川。首位と3打差と聞いて力強く宣言した。「明日は優勝を狙います!」
◇番組告知/全英予選、パールオープンを追ったドキュメンタリー
「石川遼、16歳の夢」
(2月17日0:35~1:30 テレビ朝日系関東ローカル)