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石川遼、果敢な攻めが敢え無く裏目!プロ初の予選落ち

2008/05/02 18:00
ドライバーショット後、ボールの行方を心配そうに見つめる石川遼

国内男子ツアー第3戦「中日クラウンズ」に出場している石川遼が、スコアを崩し通算4オーバーの70位タイで予選落ちとなった。初日1オーバー42位タイにつけた石川は、この日3バーディを奪いながらもボギーを4つにダブルボギーも1つ。多くの選手がスコアを伸ばす中、石川はついて行くことが出来ず、プロ転向後初めての予選落ちを喫した。

スタートの1番パー4は初日同様1オン狙いでいったが、グリーン右手前のバンカーに捕まりパー。2番パー5では3打目のアプローチでピン横1メートル以内につけバーディ。4番パー3、6番でのボギーをはさみ、7番では苦手のパー3を克服しバーディを奪った。この時点ではスタート時の1オーバーで踏ん張っていた。

ところが後半11番でボギーを叩き、14番ではドライバーでのティショットが大きく左に曲がりOB。このホールをダブルボギーとしてしまう。続く15番パー5は、ティショットでフェアウェイを捉えるが、残り280ヤードの2打目で選択したクラブはドライバー。「練習はしているので問題ないと思った」という直ドラでのショットはダフってしまい林に捕まってしまう。

2ホール連続のOBは逃れたが、3打目は脱出するのみ。4打目でグリーンのカラーまで運んだがこのホールもボギーとしてしまった。しかし、6600人ものギャラリーに見せ場を作りたい石川は、最終18番でピン横1.5メートルにピタリとつけバーディフィニッシュとした。

ラウンド後石川は「和合は他のコースに比べると、自分のプレースタイルでは太刀打ちが出来ないコースでした」と感想を述べた。石川は次週中国で行われる「パインバレー北京オープン」には出場しない。そして翌々週に群馬県のレーサム ゴルフ&スパ リゾートで行われる「日本プロゴルフ選手権」に、プロとして初の国内メジャーに出場する予定だ。