2007年 女子ワールドカップ

最終日は笑顔でラウンド!日本は14位タイ

2007/01/22 00:00
初出場で初優勝を果たしたパラグアイのJ.グラナダ(右)とC.トローチェ

南アフリカのサンシティにあるゲーリープレーヤーカントリークラブで行われている「ワールドカップ女子ゴルフ」。今大会は過去2回とは試合形式の順番がことなり、最終日にフォアボール(チーム2名がそれぞれプレーしどちらか良い方のスコアをそのホールのスコアとしてカウントする)での競技が行われた。

初日、2日目と元気のなかったチームジャパンの諸見里しのぶ上田桃子だが、最終日は真っ赤なウェアで統一し最後まで笑顔の溢れるラウンドとなった。1番パー5で幸先の良いバーディを奪うと、前半は5バーディ、ノーボギー。10番、16番で両者ボギーを叩くが、12、17番でもバーディを奪い、この日5アンダー。通算12オーバーの14位タイとなった。

この日は、2日間らしくないプレーが続いた諸見里のバーディラッシュが生まれた。前半から4、5メートルのバーディパットを次々と決め、チームを引っ張った。そして、上田も果敢にピンを狙い、地元のギャラリーからも熱い声援をもらっていた。

優勝はこの大会に初出場となるパラグアイ。米ツアーの2006年最終戦を制した20歳のフリエタ・グラナダとセレステ・トローチェの2人は、初日のシングルス戦で5アンダーと抜け出し、3日間首位を守りきった。最終日も7ストローク伸ばし、通算9アンダー。2位に7打差をつける圧勝で3代目の王者に輝いた。

2アンダーの単独2位は、メジャーチャンピオンのパット・ハースト、ジュリー・インクスターといったベテランでチームを組んだアメリカ。1アンダーの単独3位には韓国、1オーバー4位タイにはスコットランドとイタリアが並ぶ結果となった。

ハイタッチをするチームジャパン
会場には「日の丸」を掲げた地元在住の日本人ファンが数多く現れた
声援に応える諸見里しのぶ
木の上を越してピン方向を狙う上田桃子
優勝チームを羨ましそうに見つめる2人

2007年 女子ワールドカップ