不動が単独首位で最終日へ！ 藍は2打差、桃子は5打差で追う！

イングランドにあるサニングデールGCで開催されている、海外女子メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」の3日目。一日を通して晴天に恵まれ、多少の風が吹いたものの上位陣は順調にスコアを伸ばしていった。その中で、2日目に引き続いて日本勢が大きな存在感を示す展開となった。

首位タイからスタートした不動裕理は、この日もショットが安定。5バーディ、2ボギーと着実にスコアを伸ばし、通算13アンダーで単独首位に浮上した。明日の最終日、樋口久子が1977年に「全米女子プロゴルフ選手権」を制して以来となる海外メジャー制覇をかけ、明日は最終日最終組をラウンドする。

通算12アンダーの単独2位には、韓国の申智愛。不動と並び首位タイで最終18番を迎えたが、ボギーフィニッシュとして一歩後退。明日は再び不動との最終組となり、直接対決に挑む。そして、通算11アンダーの単独3位には宮里藍が浮上。ショットとパットが噛み合い5バーディ、1ボギーと危なげのないプレーを続け、首位とは僅かに2打差。逆転勝利を射程圏内にとらえ、明日の最終日を迎えることとなった。

上田桃子は最終18番で1メートルのパーパットを外し、この日唯一のボギーを叩いたものの、首位と5打差の通算8アンダー。ロレーナ・オチョア（メキシコ）と並び10位タイに踏みとどまっている。また、横峯さくらは今週初となる60台をマーク。3ストローク伸ばし、通算4アンダーの26位タイに浮上している。

他の上位では、クリスティ・カーとジュリー・インクスター
が通算10アンダーの4位タイ。金美賢（韓国）、ヤニ・ツェン（台湾）ら4人が通算9アンダーの6位タイにつけている。