2008年 SBSオープンatタートルベイ

桃子、上出来のデビュー戦「明日良い位置にいるのが大事」

2008/02/15 15:28
上出来の全米デビュー初日となった上田桃子

2008年の米国女子ツアー開幕戦「SBSオープン」が、ハワイのタートルベイリゾートGCで開幕した。ここ最近は連日好天に恵まれ、海沿いのコースとあって風も強く、グリーンは硬く締まったコンディション。トリッキーなコース設計と相まって、選手はスコアメイクに苦しんだ。

初日を終え単独首位に立ったのは、通算5アンダーのケリー・キーニー。5バーディノーボギーと完璧なゴルフを見せたキーニーは、昨年の賞金ランキングは122位。1999年以来のツアー2勝目に向け絶好のスタートを切った。1打差の単独2位は韓国のジャクリン・ヤン。さらに1打差でシェリ・スタインハワークリスティ・カーら7人が続く混戦模様となっている。

この試合が米ツアーデビューとなる上田桃子は、1番ホールをボギーとしたが、3番パー5でバーディを奪うと落ち着きを取り戻す。その後は終始リラックスしたプレーを見せ、4バーディ3ボギーの「71」で回り、トップと4打差の23位タイと上々のスタートを切った。「明日を終えて優勝争い出来る位置にいたい」と、早くも勝負魂に火が付いた。

一方の宮里藍は、ショットの調子は良くなったものの、パットが決まらずに4オーバー102位タイと出遅れた。しかし、昨年の不調から比較すると、格段にゴルフは安定してきており、グリーンさえ攻略できれば急浮上の可能性はある。

その他、ディフェンディングチャンピオンのポーラ・クリーマーは通算2アンダーで、アニカ・ソレンスタムらとともに10位タイにつけている。

6年ぶりにハワイの試合に出場するアニカ・ソレンスタム
単独首位に立つ、ケリー・キーニー
マッケンジーは足を怪我しながらも、10位タイにつけている
昨年の覇者クリーマーも、トップと3打差の好スタートを切っている

2008年 SBSオープンatタートルベイ