2009年 コーニングクラシック

E.イが大爆発で優勝に王手!日本勢は揃って順位を上げる

2009/07/05 10:28
2位に4打差、18アンダーで独走するE.イ(Gregory Shamus/Getty Images)

オハイオ州にあるハイラドメドーズGCで開催されている、米国女子ツアー第14戦「コーニングクラシック」の3日目。通算18あんだーまでスコアを伸ばしたE.イ(韓国)が、2位に4打差をつけ単独首位に立っている。

45位タイで3日目を迎えた宮里藍は、4バーディ1ボギーと手堅くスコアを伸ばして通算7アンダー。34位タイに順位を上げている。安定感を増して迎える最終日。日本勢をリードするゴルフを披露できるか?注目したい。カットラインぎりぎりで予選突破を果たした上田桃子は4バーディ、ノーボギー。大山志保は5バーディ1ボギーと、ともに4つスコアを伸ばして通算6アンダー。41位タイに順位を上げてきた。内容こそ違いはあるものの、3日間全く同じスコアでラウンドしてきた上田と大山。明日の最終日も競うようにスコアを伸ばしてほしいところだ。

注目の優勝争いには異変が起きた。7位タイからスタートしたイは、序盤の3番から連続バーディを決めた後、2つのバーディを追加して前半終了。後半、イーグルでスタートを切ると、その後は勢いに乗って2度の連続バーディをマークし、ベストスコア「61」。目の覚めるようなゴルフで通算18アンダーとし、一気に単独首位に立った。今季10戦で最高位は18位、予選落ちは5回と、躍進著しい韓国勢の中では目立たない存在だったイが、ここにきて突如覚醒。新たなヒロイン誕生なるか?注目したい。

首位と4ストローク差の2位につけているのはS.H.キム(韓国)とモーガン・プレッセルの2人。ともにノーボギーでラウンドする安定感抜群のゴルフを披露し通算14アンダーとしたが、首位に立ったイとの勢いの差は大きかった。実績では大きく上回る2人が、イの独走を阻むか?こちらの2人からも目が離せない。続く通算12アンダー、4位タイには申智愛(韓国)、ヤニ・ツェン(台湾)、シャンシャン・フェン(中国)ら若き女王候補が並んでいる。

2009年 コーニングクラシック