濃霧サスペンデッドの中、朴仁妃が暫定首位 宮里藍は巻き返しに成功
◇米国女子◇全米女子オープン 2日目◇セボナックGC(ニューヨーク州)◇6,821ヤード(パー72)
曇り空で迎えた2日目は夕方になって霧が濃くなり、100ヤード先も見えにくい状態になりプレー続行が不可能となった。暫定で首位に立っているのは、メジャー大会3連覇を目指す朴仁妃(韓国)。8アンダーで18番に入ったところで中断を知らせるサイレンを聞いた朴は、濃い霧の中でプレーを続けバーディフィニッシュ。2位に2打差の通算9アンダーで予選2ラウンドを終えた。
通算7アンダーの暫定2位は同じく韓国のキム・インキョン。通算4アンダーの暫定3位タイにはリゼッタ・サラスとイングランドのジョディ・エワートシャドフが並んでいる。エワートシャドフは16番プレー中にサスペンデッドに阻まれクラブハウスに引き上げた。
通算3アンダーの暫定5位タイにジェシカ・コルダとアンジェラ・スタンフォード、さらに通算2アンダー7位タイのリュー・ソヨン(韓国)、アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)らは無事に第2ラウンドを終えて、3日目の決勝ラウンドを迎える。
日本勢は出場6選手中3人がホールアウト。4オーバー81位タイと出遅れた宮里藍が、16ホールを終えてスコアを2つ伸ばし、通算2オーバーの暫定23位タイに急浮上している。
宮里美香と上田桃子が通算5オーバーの暫定54位タイ。美香は「77」でホールアウトしたが、上田は5ホール残しているため3日目の再開後にスコアを落としたくないところ。通算6オーバーでホールアウトした上原彩子は暫定65位タイ。同じく6オーバーでラウンド中の佐伯三貴は、予選通過に1ストロークは伸ばす必要がありそうだ。
一方、2日目を早い時間にスタートした有村智恵は「78」とスコアを6つ落として通算10オーバーでホールアウト。暫定102位タイとなり決勝ラウンド進出は難しい状況となった。