藍は4位タイで最終日へ チェ・ナヨンが大会連覇に王手
◇米国女子◇サイム・ダービー LPGA マレーシア3日目◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6,246ヤード(パー71)
最終組のスタート直後、雷による一時中断で、約4時間のディレイで再開した3日目。後続に2打のリードでスタートしたチェ・ナヨン(韓国)が、「68」をマークして、通算13アンダーの単独首位をキープしている。
この日のナヨンは、1番でバーディを奪うと、直後に中断が決定。再開後、5番でさらにスコアを伸ばし前半を折り返した。後半に入り、10番をボギーとしたが、さらに2つのバーディを奪ってホールアウトし、大会連覇に王手をかけた。通算11アンダーの単独2位には、この日「65」と6ストローク伸ばした朴仁妃(韓国)が浮上、通算9アンダーの単独3位にはカリー・ウェブ(オーストラリア)が続いている。
この日、日本勢で最上位に立ったのは、8位タイからスタートした宮里藍。4バーディ、1ボギーの「68」と伸ばし、スーザン・ペターセン(ノルウェー)と並んで通算8アンダー、4位タイに浮上した。また、宮里美香は3日目をイーブンパーと伸ばせず通算7アンダーの6位タイ、上田桃子は「74」とスコアを落とし通算4アンダーの14位タイ。ともに3位タイからの後退を喫している。
<再浮上の藍「最終日を楽しみたい」>日本勢コメント
■宮里藍
「長い1日でした・・・。中断中は(第3ラウンドの)キャンセルもあると思っていました。再開後もリズムを切らすことなく回れたし、特に後半は良いリズムで回ることができました。(唯一の9番パー4のボギーは)3打目がフライヤーしてグリーンをオーバーしてしまったので、しょうがないですね。明日はどんどんバーディ獲っていかないと、今の位置をキープするのも大変だと思う。これまでの3日間は充実した内容なので、優勝は厳しいかもしれませんが最終日を楽しんで回りたいと思います」
■ 宮里美香
「今までで一番長いラウンドでした。(ボギー2つあったが)2つとも池に入れてしまったので、それはしょうがないですね。パットが決まらずに我慢の一日になってしまいました。特にバックナインは惜しいパットが3、4回。その中では、良く耐えることができたと思います。明日は暑くなると思うけど、その中で自分のゴルフができれば、昨日、一昨日のようなスコアを出せると思います」
■ 上田桃子
「ショット、パットともにすべてが良くなかった。苦しいラウンドでした。スタート直後に中断になって、集中力切らさないように思っていましたが、ターゲットに集中することができませんでした。ケアレスミスから流れを悪くしてしまったのが、今日のポイントです。もったいないホールがたくさんあったので、明日は気持ち良く終われるように頑張ります」