2012年 ウェグマンズLPGA選手権

藍&美香が1打差4位発進!首位はB.レカリら3人

2012/06/08 08:32
スペインのB.レカリがメジャーの大舞台で3アンダー首位タイでスタート

◇米国女子◇ウェグマンズLPGA選手権(全米女子プロゴルフ選手権)初日◇ローキャストヒルCC(ニューヨーク州)◇6534ヤード(パー72)

2012年の海外女子メジャー第2戦が開幕。スペインのベアトリス・レカリ、地元米国のライアン・オトゥール、イタリアのジュリア・セルガスが3アンダーの首位タイ発進を見せる中、宮里藍宮里美香が「70」をマークし2アンダー。クリスティ・カーポーラ・クリーマー韓国の朴セリチェ・ナヨンら強豪と並び4位タイと好スタートを切った。

昨年は2位に10打差をつける圧勝を飾り、大会連覇を狙う女王ヤニ・ツェン(台湾)は初日4オーバーの80位タイとまさかの出遅れ。上田桃子野村敏京は2オーバーの39位タイと、まずまずの滑り出しを見せた。金子絢香は8オーバー、131位タイと苦しい出だしとなっている。

<混戦の上位争い、レカリら3人が首位に並ぶ>
2010年にツアー初優勝を飾っているスペインのベアトレス・レカリが、4バーディ1ボギーの「69」、通算3アンダーで首位タイの好スタート。「もちろんうれしいし、ほっとしたと言ってもいい。だって、ここ最近はずっと良いプレーができていたから」と、ようやくプレーとスコアがかみ合ったことに、表情を緩めた。

朝の練習場から納得のいく球が打てていたという。コーチに「試合を楽しみなさい。とても良い球が打てているから、絶対に良いプレーができる」と言われると、「それを疑わなかった」とレカリ。特にドライバーが好調で、それは今週の深いラフと絞られたフェアウェイを見て「有利だと思った」と言うほど。飛ばし屋ではないが、曲がらないドライバーショットが武器となっている。

さらに課題としていたパッティングは、ヘッド上部にラインを引くことでアライメントが改善したという。「それが、これまでとの違い」。2週前には同じスペインのアサハラ・ムニョスが米ツアー初勝利を挙げており、スペイン勢にとってはうれしいニュースが続いている。

今年のナビスコ選手権、最後のショートパットを外したイメージは払拭できたのか、どうしても不安になる
4位タイ。2年前の今大会で優勝している。コースも知り尽くしている
初日は+2の39位タイ。レクシー・トンプソンと並んでティーンエイジャー選手の中心的存在になっている
1番ホール(パー4)で第2打をカップイン。-2で4位タイにつけた
ベテランの貫禄で4位タイスタート。過去の優勝者でもあり、侮れない
ハイソックスで日焼け防止。でも、脱いだらすごいんです(日焼け跡が…)
スタートの30分前、ひじに違和感を覚え、トレーナーがチェック。その影響だろうか、初日は+4とツェンらしくないラウンドだった
ショットが安定せず、39位(+2)のラウンド。巻き返しなるか?
全体的にはスコアが伸びず、我慢のゴルフを強いられている。パットも入りそうで入らない…
Volvik韓国のボールメーカー。見慣れないボールだがLPGAでは選手が使用中

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