2012年 クラフトナビスコ選手権

上田が4打差の8位に浮上! ヤニ・ツェンが単独首位

2012/03/31 11:23
5番でパーをセーブしガッツポーズ! 首位に4打差、8位タイに浮上した上田桃子

◇米国女子メジャー初戦◇クラフトナビスコ選手権 2日目◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6,738ヤード(パー72)

首位と2打差の3位からスタートした、世界ランク1位のヤニ・ツェン(台湾)がこの日も「68」をマークし、単独首位に浮上した。インからスタートしたヤニは前半に3つのバーディを奪取。アウトに入った1番をボギーとするも、さらに2つのバーディを取り返し4ストローク伸ばしてトップに躍り出た。メジャータイトル、そして3週連続優勝のかかる大一番に、女王の貫禄を見せつけることはできるのか。

通算7アンダーの単独2位には、カン・ハエジ(韓国)、通算6アンダーの3位タイにはユー・スンヨン(韓国)、リンゼイ・ライト(オーストラリア)の2選手。さらに通算5アンダーの5位タイにはチェ・ナヨン朴セリら韓国勢が上位につけている。

上田桃子は通算4アンダーの8位タイと順位を上げ、日本勢最上位でのホールアウト。4バーディ、1ボギーの「69」でラウンドし、首位のヤニに4打差と迫っている。そのほかの日本勢は、宮里藍は3バーディ、3ボギーのイーブンパーでホールアウトし、通算1アンダーの22位タイ。馬場ゆかりは通算4オーバーの69位タイで決勝ラウンドに駒を進めた。宮里美香は、この日もショットがかみ合わず、1バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと崩して、通算7オーバーの96位タイで予選落ちとなっている。

藍ちゃんが切り替えしに入る時点で、ヤニ・ツェンはフィニッシュしている
「イライラを我慢する」は英語で「爪を噛む」と表現する。まさにそんなラウンドだった
5アンダーを叩きだし一気に5位タイまで順位を上げ、優勝戦線に飛び込んできた
飛距離だけでなく、ショートゲームのうまさも光るツェン。ゲームに隙がない
宮里藍と同組でプレーした09年大会の優勝者も+8であえなく予選落ち
2日目は2バーディ、7ボギーという内容で予選落ち。先ずは大学を無事に卒業して落ち着いてから、ということか?
今のツェンの勢いは誰にも止められない。彼女以上の勢いでプレーする以外に勝つ方法はなさそうだ
うつ病を克服してプレー中。多くのサポーターからの応援メールが届いているという
予選ラウンドは2日ともイーブンパーでプレー。ムービングデーの3日目に爆発できるか?
日中は28度まで気温が上がり汗ばむ陽気に恵まれた、って、砂漠気候だから当然か!
一番好きなメジャー大会で予選落ちは本人にとっても痛い結果となった
コースの距離に苦しみながらも今年は難なく予選通過。ゲームの安定感は格段に上がった
好成績にラウンド中も表情は柔らかい。緩急のメリハリもゴルフには大切な要素だ
カットラインギリギリながら、2年連続の予選突破を決めた馬場ゆかり
18番の第2打地点。後方のポーラ・クリーマーとヤニ・ツェンのティショットの飛距離差は50ヤード以上。ヤニの飛距離は圧倒的だ!

2012年 クラフトナビスコ選手権