2011年 アヴネットLPGAクラシック

野村敏京が41位発進、美香&藍は出遅れる

2011/04/29 10:49
連覇を狙う朴セリが、首位に2打差の好発進!相性の良さは今年も健在だ (Scott Halleran /Getty Images)

アラバマ州のRTJゴルフトレイルで開幕した、米国女子ツアー第6戦「アヴネットLPGAクラシック」の初日。キム・ソンヒーグレース朴(ともに韓国)が5アンダーで首位タイに並んでいる。

ソンヒーは、3連続バーディを含む7バーディ2ボギーと、スコアを伸ばし首位に浮上。一方パクは、1イーグル5バーディ2ボギーで首位に並んだ。1打差の4アンダー2位タイには、ステーシー・ルイス、カレン・スタップルス(イングランド)が並んでいる。続く3アンダーの5位タイにはチェ・ナヨン、ディフェンディングチャンピオンの朴セリ(ともに韓国)らが続いている。

宮里美香は2オーバーの61位タイ、宮里藍は、4オーバーの93位タイとスロースタートを切った。美香は、「今日は3パットが2つあったが、バーディパットは長いのが決まったので自分的には満足。33パットだったのは惜しいなと思うが、ピンポジションもシビアで狙いたくても狙えず厳しかった」と初日のコースセッティングの難しさにより攻めのゴルフとは行かなかったが、ロングパットへの自信を深めるなど手応えを掴んでいるようだ。藍も、「風の影響もあったし、ピンが手前に切られていることも多かった」とチャンスにつけられず、難コースセッティングに苦しんだ。

また日本人最上位は、1オーバー41位タイの野村敏京。韓国の高等学校を卒業後、プロに転向。先月、日本国籍を選択し、現在は“ハル・ノムラ”の登録名で米国を中心にプレーを続けている。4バーディ、1ボギー、2ダブルボギーの「73」という健闘にも「パットの打ち方が悪かった」と反省の弁。「最後でバーディを獲ったし、自信はあります」と、さらなる上位に向けて意欲を燃やしていた。

2011年 アヴネットLPGAクラシック