36ホールの長丁場を制したのは女王アニカ!山口は23位
2004/06/14 09:00
デラウェア州ウィルミングトンにあるデュポンCCで行われる米国女子ツアー第12戦「マクドナルド全米女子プロ選手権」の最終日。大会2日目が雨天による中止になったため、スケジュールが大幅に変更。この日第3ラウンドと最終ラウンドの合計36ホールが行われた。
アニカ・ソレンスタムの1打リードで迎えた決勝ラウンド。アニカは7バーディノーボギーの完璧なラウンドで、第3ラウンドでスコア「64」をたたき出す。2位につけていたジュリー・インクスター、ジェニファー・ロザレスは、これについていけず、2位以下に8打差をつけて第3ラウンドを終えた。
そして迎えた最終ラウンド。アニカは、長丁場で集中力が切れたのか、バーディを奪うも、ボギーが目立ち11番までに4つスコアを落とす。だが、12番のバーディを足がかりに17番まで4つのバーディを奪い、スコアを取り戻し女王の意地を見せる。最終ホールはボギーとしたが、通算13アンダーで逃げ切り今季早くも4勝目を獲得、この大会を見事連覇した。
また、ルーキーのアン・シ・ヒョンが最終ラウンドで5つスコアを伸ばし、通算10アンダーの2位でフィニッシュ。今季のメジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」を制したグレース朴が、通算8アンダーの3位と韓国勢が続いている。
そのほか日本勢で唯一残った山口千春は、第3ラウンドで1つスコアを伸ばし好位置をキープしていたが、最終ラウンドで4つスコアを落としてしまい、通算1オーバーの23位タイで競技を終えた。