年間グランドスラムに向け、アニカが今季初メジャーを制覇!
2005/03/28 09:00
カリフォルニア州のランチョミラージュにあるミッションヒルズCCで行われている、今季メジャー第1戦「クラフトナビスコ選手権」の最終日。女王アニカ・ソレンスタムが最終日も好調を維持。通算15アンダーと2位に8打差つける圧勝で今季初メジャーをものにした。
2位に5打差でスタートしたアニカは、最終日も攻めのゴルフを展開。2番、4番、5番とバーディを奪い、前半で後続をまったく寄せ付けない独走態勢を築いた。後半も女王らしい余裕のある安定したゴルフを展開し、今季注目が集まっている年間グランドスラム達成に向けてメジャー第1戦をものにした。ウイニングパットを決めた後、仲間よりシャンパンを浴びせられたアニカ。その後、本大会恒例の池へのダイブを行い、メジャー優勝の喜びを満喫した。
優勝したアニカに大きく水を空けられてしまったが、通算7アンダーの2位にはベテランのロジー・ジョーンズ、通算5アンダーの3位にはクリスティ・カーと金美賢(韓国)の若手2人が入った。
多くの取材陣が殺到した日本注目の宮里藍の最終日は3バーディ、3ボギー。最終日はなんとかイーブンパーでまとめ、通算9オーバーの44位タイでフィニッシュした。「次に生かして行きたい」と宮里が語ったとおり、アメリカでのプレーを目指す宮里には、多くの課題を与える結果となった。
日本の女王、不動裕理は最終日を1アンダーでラウンド。トータル8オーバーの39位タイでフィニッシュし、3日目の57位タイから大きく順位を上げる健闘を見せた。
なお、世界的に注目を集めている15歳スーパーアマチュアのミッシェル・ウィは、通算イーブンパーの14位タイで本大会を終えている。