宮里、北田の日本チームが世界女子ゴルフ界の頂点に!!
2005/02/14 09:00
南アフリカにあるファンコードホテル&CCで開催中の第1回「ワールドカップ女子ゴルフ」の最終日。この日は、チームの2選手が各々のボールでプレーし、各々のスコアがチームスコアとして記録されるストロークプレーで争われた。
トップタイでスタートした宮里藍(19)と北田瑠衣(23)の日本チームは、前半宮里藍が絶好調。10番までに6つのバーディを奪い、1番、7番と北田がボギーをたたいたがチームのスコアを10アンダーまで伸ばし、2位に6打差をつけ独走態勢を築いたかと思われた。
ところが、北田が11番でトリプルボギー、12番でボギーとスコアを崩すと、好調だった宮里も13番でボギー。さらに北田が14番でボギー、15番でダブルボギー、16番でボギーとずるずるとスコアを崩し、16番終了時点でトータル1アンダー。辛うじて韓国、フィリピンとともに1アンダーでトップをキープしていた。
残り2ホールとなった17番パー3。まず宮里がピンに絡むショットでバーディチャンスにつけると北田もワンオンに成功。初日からパットに苦しんでいた北田だったが、この勝負所で長いパットを一発で沈め値千金のバーディ。宮里も1メートル弱のバーディパットを決め2位に2打差をつけた。
そして最終18番。宮里、北田とも微妙な距離のパットを残したが、2人ともしっかりとパーをキープ。トータル3アンダーで世界の頂点に立った。北田が最後のパットを決めると泣いて喜びを分かち合った宮里と北田。昨年日本ツアーを盛り上げたフレッシュコンビが、今年は春先より世界のゴルフ史に名を刻む大仕事を成し遂げた。