宮里藍がプレッシャー跳ね除け開幕2連勝!
シンガポールにあるタナ・メラCCで開催されている、米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」の最終日。通算7アンダー首位タイからスタートした宮里藍が、3ストローク伸ばし、2位に2打差の通算10アンダーで優勝を果たした。宮里は開幕戦に続き2週連続でツアー3勝目となった。
最終日も晴天に恵まれ、上位は大混戦となった。7アンダー首位の宮里とジュリー・インクスターが共に1番でボギーを叩き後続の選手の追い上げが始まった。2番でも宮里はボギーを叩き首位の座を明け渡す、4番から連続バーディを奪い食い下がる。
後半に入り11番から6m、12m、5mと長い距離のバーディパットを3連続で決めた宮里は、再び優勝争いに加わる。終盤、10アンダーで首位に並んだクリスティ・カーが連続ボギーを叩いたため、2打差で最終ホールを迎えた。そして最終18番は2.5mのバーディパットこそ決まらなかったが、パーパットを確実に決め、上田桃子、横峯さくら、有村智恵、諸見里しのぶなどが見守る中で優勝を決めた。
優勝した宮里は「今週は首位タイで最終日を迎えたので、プレッシャーもありましたが、勝ててよかった。重みのある1勝です」と率直に応える。先週は最終日に大逆転での勝利だったが、今週は周囲から見ても勝てる位置からのスタートだったため、プレッシャーがかかったラウンドだったと振り返った。
単独2位が8アンダーのカー。7アンダー3位には申智愛(韓国)、キム・ソンヒー(韓国)、S.ペターセン(ノルウェイ)、ヤニ・ツェン(台湾)の4人が並び、宮里と首位タイでスタートしたジュリー・インクスターは通算5アンダーの9位タイ。同じく最終組でラウンドした上田桃子は、スコアを1つ落として通算4アンダーの15位タイ。横峯さくらがスコアを2つ伸ばして通算5アンダーの9位タイとなった。
その他の日本勢は、宮里美香がスコアを2つ伸ばして通算3アンダーの19位タイ。有村智恵はイーブンパーでラウンドし通算2オーバーの32位タイ、諸見里しのぶも通算4オーバーはキープし38位タイで競技を終えている。