涙の予選落ちから一年 渋野日向子はリベンジへ
◇国内女子◇伊藤園レディス 事前情報◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741yd(パー72)
2020年の国内女子ツアーは残り3戦。「伊藤園レディス」は13日から3日間、千葉県のグレートアイランド倶楽部で行われる。
前年大会は最終日を3位で出た鈴木愛が、同大会を最後に現役引退を表明していた2日目トップの大江香織らを逆転、1打差の通算14アンダーで優勝、2007年の全美貞(韓国)以来、史上2人目のツアー3連勝を達成した。シーズン終盤で賞金ランキングトップに浮上し、2度目の女王獲得に大きな弾みをつけた。
対照的に前年、賞金タイトルを争っていた渋野日向子は国内ツアーで26戦ぶりに予選落ちを喫し、涙を流した大会だ。今季は国内ツアー3試合の出場で予選カットがあった2大会で予選落ちと波に乗れていない。最終ラウンドが行われる15日(日)は22歳の誕生日。まずは上位を狙える位置で決勝ラウンド進出を目指す。
前週に今季2勝目を挙げた申ジエ(韓国)は好調をキープ。15年大会を制し同年に国内男女両ツアーで史上最高額になる賞金タイトルを獲得したイ・ボミ(韓国)、優勝すれば生涯獲得賞金額1億円を史上最速で突破するツアールーキーの笹生優花らが注目選手としてエントリーしている。
11日に初日の組み合わせが発表され、大会連覇がかかる今季未勝利の鈴木は、2週連続優勝を狙う申ジエ、今季1勝の小祝さくらと同組、渋野は2週前にツアー初優勝を挙げた西村優菜、19歳の西郷真央といずれも勢いに乗る若手とプレーをともにする。
<主な出場予定選手>
鈴木愛、青木瀬令奈、イ・ボミ、イ・ミニョン、稲見萌寧、上田桃子、柏原明日架、勝みなみ、河本結、キム・ハヌル、小祝さくら、笹生優花、渋野日向子、申ジエ、永峰咲希、西村優菜、原英莉花、古江彩佳、安田祐香、渡邉彩香、西郷真央