賞金女王争い決着の最終戦 鈴木愛逃げ切るか 渋野日向子の逆転なるか
◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 事前情報◇宮崎CC(宮崎県)◇6535yd(パー72)
シーズン最終戦が28日、宮崎CCで開幕する。優勝者や賞金ランキング30位以内の32人が出場。賞金総額1億2000万円、優勝賞金3000万円と昨年より増額となった大会で、三つどもえの賞金女王争いが決着する。
賞金ランキングトップは鈴木愛、2年ぶり2度目の女王を目指す。ともに初の女王がかかる同2位の申ジエ(韓国)と同3位の渋野日向子が逆転圏内につける。
1/鈴木/1億5302万5665円
2/申/1億3803万7195円(1位との差1498万8470円)
3/渋野/1億3791万4314円(1位との差1511万1351円)
賞金女王争いが最終戦まで持ち越されるのは、2017年に鈴木が初タイトルを獲得して以来。今大会で鈴木は単独2位以内で戴冠、申と渋野は単独2位以内が最低条件になる。
前年大会は申が11アンダーで並んだペ・ヒギョン(韓国)とのプレーオフを制し、15年に続く大会2勝目を挙げ、史上初の同年でメジャー3勝目を達成した。
元世界ランキング1位のフォン・シャンシャン(現在22位/中国)は米ツアー優勝者のTP登録者の資格でエントリー。「富士通レディース」で7人目のアマチュア優勝を果たし、プロ転向した古江彩佳も出場する。
初日は賞金ランク順の組み合わせで、鈴木と申が最終組、1つ前の渋野はイ・ミニョン(韓国)と同組でプレーする。
吹き抜ける風と特有の高麗芝が、数々のドラマを演出してきたコース。年間39試合のシーズンに終止符が打たれる。
<主な出場選手>
鈴木愛、申ジエ、渋野日向子、勝みなみ、原英莉花、フォン・シャンシャン、イ・ミニョン、テレサ・ルー、イ・ボミ、成田美寿々、比嘉真美子、小祝さくら、柏原明日架、河本結