「かき回したい」上田が単独首位に浮上!
2009/11/27 16:04
宮崎県にある宮崎CCで行われている国内女子ツアー最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の2日目、この日も晴天に恵まれた宮崎の気温は21.3度を記録。汗ばむ陽気の中、風も弱く、スコアを伸ばすには絶好のコンディションに恵まれた。
白熱する賞金女王争いだが、それを横目に単独首位に浮上したのは、この日4バーディ2ボギーと2つスコアを伸ばした上田桃子。「周りが騒いでいる中で、自分は違ったプレーを見せられればと思う。かき回せたら面白い」と、注目の集まる一戦で目指すは自身初のメジャータイトル獲得だ。
この日の前半はボギーが先行したが、後半の3バーディで巻き返しに成功した。「前半は一つでもアンダーなら上出来。基本は後半勝負だと思っている」と、マネジメント通りの内容に笑顔も弾む。「明日も4アンダーを目標にするだけです」と、日々の目標をクリアすることを念頭に置き、残り2日に臨む。
通算4アンダー、首位と1打差の2位タイにつけるのは、2番でイーグルを奪うなど4つスコアを伸ばした馬場ゆかりと、初日首位タイ発進の横峯さくら。横峯は2連続ボギーを2度叩くなど伸び悩んだが、最終18番で下り1.5mの微妙なバーディパットを沈めて「71」。2日続けてのアンダーパーで食らい付いた。
賞金ランキングトップの諸見里しのぶは、この日3つスコアを伸ばし、12位タイから4位タイへと着実に浮上。同3位の有村智恵も2つスコアを伸ばして通算1アンダーの8位タイと、賞金女王争いは一層混迷の度合いを深めている。