横峯さくらが辛くも逃げ切り、今季4勝目!
愛知県知多郡にある南愛知CC美浜Cで開催されている、国内女子ツアー第24戦「マンシングウェアレディース東海クラシック」の最終日。連日の快晴に恵まれ、9,162人の大ギャラリーが来場。最終18番まで予断の許さない熱戦が演じられ、大歓声が最後まで会場を包んだ。
大勢のギャラリーが後に続いた、注目の最終組。単独首位からスタートした横峯さくらと、2打差で追う若林舞衣子、不動裕理の3人による争いが続いた。横峯が1番、3番とバーディを奪うと、4番パー3ではグリーン右ラフから15ヤードの距離をSWでカップに捻じ込むチップインバーディ。一時はリードを3打差に広げ、独走態勢を築くかに思われた。
だが、若林に2打差、不動に3打差で迎えた15番パー5。右に曲げたティショットが林の枝に引っかかる不運に見舞われた横峯は、ここで今週初ボギー。その後も伸び悩み、若林と不動に1打差に詰め寄られて最終18番のティグラウンドに立つ。横峯は先に5メートルのバーディパットを外すが、若林と不動もプレーオフが掛かったバーディパットを外す。冷静に30センチのウィニングパットを沈めた横峯が通算17アンダーで辛くも逃げ切り、ほぼ3ヶ月ぶりとなる今季4勝目を飾った。この勝利により、3年連続で獲得賞金1億円を突破。生涯獲得賞金では、国内女子ツアー最年少(23歳と281日)で5億円を突破する節目の勝利となった。
不動は通算16アンダーの2位タイで終了。「このスコアで勝てなければしょうがないですね。3日間良いゴルフができましたし、優勝できなかったけど次が楽しみです」と、惜敗を喫したものの納得のプレー内容で終えた。若林は、バーディパットを外して緊張の糸が切れたのか、そこからまさかの3パット。2オン4パットのダブルボギーとし、通算14アンダーの単独3位としている。通算13アンダーの4位タイに、青山加織と有村智恵。3週連続優勝がかかっていた諸見里しのぶは、通算1アンダーの35位タイで終えている。