1998年 ダンロップレディスオープンゴルフ

黄玉珍が悠々、逃げきって初優勝

1998/06/21 18:00

ト阿玉以来の逸材といわれてきた台湾の黄玉珍。95年に小野香子や藤崎とし子などと同期のプロテスト合格。めきめきと力をつけていた。去年も何回か優勝争いにからむ健闘を見せていたが、ついに念願を果たした。

2位に浮上した福嶋らとは4打差。余裕の優勝だが本人は「18番でパーオンして、ようやく勝てると思った」という。同じ兵庫県のよみうりオープンが中止になる雨で、試合は途中中断。「でも初日も雨だったし、今日もこの雨ならきっと最後までやれると思っていた」と黄玉珍。
「日本に初めてきたときは食事とか生活とか不安だった。でも日本にもいい選手がいっぱいいるので、ここで頑張ろうと思った」 ただし食事はいまでも刺身と蟹がたべられない。台湾では加熱するのがあたりまえだからね、と言う。
来週はもちろん2勝目をめざす。5年シード大会で優勝したら、アメリカツアーにチャレンジする。すっかり未来設計はできあがっているらしい。

今週は福嶋がいいプレーをした。1日だけだが35-34の69。来週はもっといいプレーを期待したい。期待してるよ、アッコ。

1998年 ダンロップレディスオープンゴルフ