プレーオフ制して肥後かおり勝利
2000/05/21 18:00
下から高村亜紀、藤野オリエが猛烈に追い込んだ。しかも肥後、三橋、具の最終組は揃ってスコアが伸び悩み、下手すると大逆転劇の可能性すらありそうだった。しかし肥後かおりは14番、15番と落としながら踏みとどまっての6アンダー。三橋里衣は13番でひとつ伸ばしての6アンダー。この膠着状態からどちらも抜け出すことができず、そのままプレーオフへ突入。こうなると経験の差、やはり勝つ味を知っている肥後が圧倒的に有利だった。
これで肥後かおりはツアー11勝目。先週のヴァーナルカップRKB3位の悔しさをはらした形だ。
「苦しいラウンドでした。よく勝ったな、という感じです」と逃げきった肥後かおり。「プレーオフのセカンドは本戦と2ヤードくらいしか変わらない場所でした。123ヤードくらいだったんですけど、前はグリーン奥に飛んじゃったので、115ヤードぐらいの気持ちで打ったら自分の計算とクラブとがピッタリ来ました。」
このプレーオフ1ホール目をバーディ。決着がついた。体が辛くて足が上がらなくなっていて、何ホールものプレーオフはシンドイな・・と内心思っていたところだった。
「でもゴルフの内容としては三橋さんの方が良いゴルフでしたね。私はプレーオフだけ。今回はショットが悪くて、本当はもっと良いショットして優勝したかったです」
破れた三橋里衣。「惜しかったですね。面白かったです。悔しいですけど」