今年の日韓対抗戦はノーゲーム
2008/12/07 17:31
韓国・済州島にあるピンクスゴルフクラブで開催されている「2008 THE PINX CUP 第9回日韓女子プロゴルフ対抗戦」は、初日が積雪の為に中止となり、2日目はインの9ホールに短縮して行われる予定だった。
2日目に入って雪は止んだものの、前日から徹夜で続けられたという150人体制の除雪作業をもってしても、フェアウェイの一部とグリーンがようやくプレー出来るまでに回復した程度。少しでもコースを外れると雪に埋もれてしまう状態に、公式競技の開催は無理と判断し、急遽9ホールのエキシビジョンマッチに変更された。
全12組が9ホールをラウンドし、最後は18番グリーン上で親善セレモニーが行われた。大会主催者の計らいにより、賞金総額5,850万円を出場選手26人で均等割りし、一人当たり225万円が支払われた。
その賞金から、韓国チームは1000万ウォンを恵まれない子供達に、さらに300万ウォンを除雪作業に当たったコースの従業員に寄付。日本チームも、各選手が2万円ずつを出し合って、同じくピンクスゴルフクラブへの寄付とした。
「2日間、ちゃんと18ホールをやりたかった」と、日本チームのキャプテン・福嶋晃子は残念がったが、大会期間中を通して両国の選手達は交流を深め、日韓親善の目的は達成された。