2009年 フジサンケイレディスクラシック

強風により最終ラウンドが中止! T.ダーディンが初勝利を手に

2009/04/26 20:19
強風により最終Rが中止! 第2ラウンド終了時点で首位だったT.ダーディンが国内ツアー初勝利を飾った

静岡県にある川奈ホテルGC富士コースで開催されている、国内女子ツアー第6戦「フジサンケイレディスクラシック」の最終日。この日は前日にサスペンデッドとなった第2ラウンドの残りと、最終ラウンドが実施された。

前日の豪雨から一転して青空が広がる晴天に恵まれたが、午前中から強烈な風が吹き荒れる。午前7時にスタートした第2ラウンドの残りを終え、タミー・ダーディン(オーストラリア)が通算7アンダーで単独首位に浮上。通算4アンダーの単独2位に申智愛(韓国)、通算2アンダーの3位タイに諸見里しのぶ、横山さくら、前田久仁子、塩崎亜美が並んだ。

そのまま10時40分に最終ラウンドがスタート。強烈な海風はますます強さを増し、選手ティアップしたボールが落ちたり、グリーン上のボールが動いたりと競技の進行に支障を来たすほどに。コース周辺の気象台では、最大瞬間風速24.7m/s(12時30分)を記録していた。最終組が2番ホールを終えた時点の13時8分に選手からの要請により中断を余儀なくされると、そのまま13時50分に競技続行不可能と判断され、最終ラウンドの中止が決定。競技は36ホールに短縮され、第2ラウンド終了時点で首位だったダーディンの国内ツアー初勝利が決まった。

最終日が中止となったのは、今年の「PRGRレディス」以来。公式発表で強風の影響とされる中止は、国内女子ツアーでは初の珍事となった。なお、36ホール短縮により加算賞金額は75パーセントに減額。主催者の意向により、選手への賞金は全額支払われる。

最終組が3番ティショットを打つ前に、強風により最終ラウンドの中止が決まった
2位で終わった申智愛は、最終ラウンドの中止に残念そうな表情を浮かべていた
「2R目にもっと頑張っておけば…」と3位タイに終わった諸見里しのぶ
有村智恵は第2ラウンドの残り9ホールで大きく崩れ、優勝争いから脱落した

2009年 フジサンケイレディスクラシック