2007年 マスターズGCレディース

上田、薄氷の首位キープ。クリーマーらが追う!

2007/10/20 17:03
最終18番、ほぼ同じラインとなった上田とクリーマー。真剣にラインを読む二人

兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部で行われている国内女子ツアー第31戦「マスターズGCレディス」2日目。昨日の雨模様から一転、この日は朝から気持ちよく晴れ渡り、すがすがしい陽気に誘われて、4,486人のギャラリーが会場に足を運んだ。

注目された上田桃子ポーラ・クリーマーの最終組対決。1番パー5で2オンに成功した上田がバーディを奪い先手を取ったが、4番パー3でボギーを叩きリードを守れない。だが、9,10番と連続ボギーのクリーマーが後退すると、逆に11,13番でバーディを奪った上田がその差を4打にまで広げた。

しかし、終盤に入り風雲急を告げる展開に。14,15番とバーディチャンスにつけながら決め切れなかった上田は、16番でティショットを右に曲げるトラブル。このホールをボギーとすると、続く17番パー3ではバンカーに捕まって連続ボギーとしてしまう。16番でバーディを奪ったクリーマーとの差は、一気に1打に縮まった。

18番でもティショットを右に曲げた上田だったが、なんとかこのホールをパーで切り抜け、通算4アンダーの単独首位はキープした。「正直、差を広げておきたかった」と悔しがる上田。「明日は前半崩れないようにして、チャージを掛ける時になったら掛けられるように集中してやりたいです」と、気合をこめた。

1打差2位タイに続くのは、クリーマーと昨年優勝の古閑美保。さらに1打差で、この日6バーディノーボギーで自己ベストとなる「66」を叩き出した有村智恵横峯さくらが追いかける。最終日はトップと2打差に5人がひしめく大混戦となった。

インに入り3バーディと追い上げた古閑美保。「とりあえず現状維持」と謙虚
最終ホールは2m弱につけながら決められなかったが、自己ベスト更新の有村智恵
18番ではバーディパットを決められずに天を仰いだモーガン・プレッセル
3つスコアを伸ばし優勝戦線に絡んできた横峯さくら

2007年 マスターズGCレディース