2007年 マスターズGCレディース

桃子、日本人の意地!クリーマーと並ぶ首位スタート

2007/10/19 19:30
お互い刺激しあうようにスコアを伸ばした上田桃子とポーラ・クリーマー

朝からあいにくの雨模様となった国内女子ツアー第31戦「マスターズGCレディス」初日。タフなコンディションに負けずにスコアを伸ばしたのは、期待の同組2人だった。

今回が来日7試合目となるポーラ・クリーマー。会見場に現われたクリーマーは、「まいどおおきに!」と得意の日本語で笑いを誘った。この日は1番で3mのバーディパットを沈めて勢いに乗ると、その後も3つのバーディを積み重ね、しかもノーボギー。通算4アンダーで首位タイに立った。

「私は精神的に強い方なので、たかが雨、負けたくないという気持ちでやった。明日も雨が降ったらいいな(笑)」。2005年以来となる国内3勝目へ向け、絶好のスタートを切った。

そのクリーマーと同組で回った上田桃子。上田も同じく4バーディノーボギーの完璧なラウンドを披露。1番ホールで、「(先週の事が頭をよぎって)ちょっと嫌だった」という1mのパーパットを落ち着いて決め、「あれが大きかったですね」と振り返った。

「賞金女王の事を考えるのは、まだ早いんじゃないかと思うようになったけど、今週は賞金も高いし、(普段練習している)六甲国際にも近くて応援してくれる人も多い。頑張りたいですね」。

1打差の3位、通算3アンダーで続くのは、今季2勝目を目指す佐伯三貴。昨年優勝の古閑美保は通算イーブンパーの5位タイグループ。横峯さくらは1オーバー9位タイ。

独特のインパクト時のスタイルを持つポーラ・クリーマー
終始落ち着いたプレーを見せる佐伯三貴。2勝目も近い!?
バーディパットがカップ先の傾斜を転がり落ち大オーバー。苦笑いのモーガン・プレッセル
昨年優勝の古閑美保。イーブンパーで5位タイの好スタートを切った

2007年 マスターズGCレディース