2桁アンダーで藤野オリエがシーズン2勝目!
国内女子ツアー「ベルーナレディースカップゴルフトーナメント」は、稀に見るハイスコアでの優勝争いになった。2日目に6ストローク伸ばして単独首位に立った藤野オリエが、最終日にも3ストローク伸ばし通算10アンダーで優勝を飾った。
「今までトップに立つと崩れていたので、優勝を意識せずに自分のプレーができたのがよかった。昨日といい、今日といい、イーグルで生き返った」
15番パー5では、2オンに成功すると、8メートルのバーディパットを沈め後続を引き離しにかかった。そして17番パー3で、およそ5メートルの右に流れるラインを読みきり10アンダーまで伸ばしたのだ。
「全英女子に出場しますので、今回の優勝はすごく自信になりました。今まで、海外は2試合(ハワイアン、全英)出て一度も予選を通ったことがないので、3度目の今回はがんばりたい」
藤野は体格ではウェッブなどの強豪にも引けを取らない。日本人プレーヤーは、現在海外で活躍している男女ともに小柄な選手が多い。藤野には、福嶋晃子と同じぐらい豪快なショットで更なる活躍が期待される。
8アンダー単独2位には曽秀鳳。前半藤野が伸ばせず苦しんでいたので、伸ばしておきたかったが、12番で50センチのパーパットを外してしまった。
「前半は我慢のゴルフだった。12番で一度あきらめかけたけど、14番からの3連続バーディで、まだチャンスあるかなって思った。でも、17番でオリ(藤野)がバーディを取ったからあきらめた」その後、無理をせずに単独2位を確保できた。
初日67をマークし、久しぶりに優勝争いに絡んできたママさんゴルファーの野呂奈津子は、爆発することなくラウンドを終えた。「たまに(ピンに)ついた時も、パターが入らなかった。ロングでバーディを取れなかったのが痛かったかな。悔しいまではいかないけど、まあしょうがないかな。次につなげたいです」