張娜が横峯とのプレーオフを制し、今季2勝目を達成!
千葉県にある習志野CCキング・クイーンコースで行われている、国内女子ツアー第18戦「クラシエ フィランソロピーLPGAプレーヤーズチャンピオンシップ」の最終日。単独首位でスタートした中国出身の張娜(チャンナ)と横峯さくらが通算6アンダーで並び、プレーオフに突入。これを制した張娜が、今季2勝目を達成した。
中国からメディアが取材に訪れるなど、母国でも高い関心を集めている張娜の活躍。2位と5打差、通算8アンダーの単独首位で最終日を迎え、今季2勝目は確実かと思われていた。しかし、12番までにスコアを3つ伸ばし、もはや余裕の逃げ切り勝利かと思われた矢先、突如ショットとパットが乱れ出す。13番をボギーとすると、「緊張で手が動かなくて、心臓が止まりそうだった」という15番パー4では4パットとし、まさかのトリプルボギー。貯金を一気に使い果たし、後続に1打差まで詰め寄られてしまう。
一方、張娜と5打差の2位タイからスタートした横峯は、17番のバーディで通算6アンダーとして一足先にホールアウト。その後、通算7アンダーの単独首位で最終18番を迎えた張娜だったが、ここで痛恨のボギーを叩き、決着はプレーオフに委ねられた。
18番で行われたプレーオフの1ホール目。横峯はバーディパットを外し、先にパーをキープ。一方「プレーオフに入ったらリラックスできた」という張娜は、バーディパットを冷静に沈めて早々と決着をつけ、今季2勝目を達成した。
1打差の通算5アンダー3位タイには、先週プレーオフで惜敗していた有村智恵と、ディフェンディングチャンピオンの全美貞。通算4アンダーの単独5位には上田桃子が浮上した。大山志保と不動裕理は、通算3オーバーの21位タイ。また、ベストアマチュアには横山恭子が輝き、前週の「スタンレーレディス」に続き2週連続のベストアマ獲得となった。