2007年 スタンレーレディスゴルフトーナメント

上田桃子が3つ巴のプレーオフを制し、今季3勝目を達成!

2007/07/15 16:49
今季3勝目達成とともに、賞金ランキングでもトップに躍り出た上田桃子

静岡県の東名CCで開催されている、国内女子ツアー第17戦「スタンレーレディスゴルフトーナメント」の最終日。当初は9ホールに短縮されて行われる予定だったが、天候不良、さらには台風接近による危険性が懸念され、プレーは不可能と判断。午前6時の段階で最終ラウンドの中止が発表された。

そのため、2日目を終えた時点で3アンダーで首位に並んでいた横峯さくら上田桃子有村智恵の3人によるプレーオフを午前9時57分より実施。3ホールによるストロークプレーという変則的な形式で行われた。

16番で行われたプレーオフでは、上田と有村がともに3ホール連続でパーをセーブ。しかし横峯は2ホール目、3ホール目と連続ボギーを叩いてしまい、ここで脱落。優勝の行方は、上田と有村の2人によるサドンデスのプレーオフに委ねられた。引き続き16番で行われた1ホール目、上田が先にバーディパットを沈めてプレッシャーをかけると、有村はバーディパットを外して勝負あり。上田自身が目標に掲げていた今季3勝目を、早々と達成した。

この勝利により上田は、5月初旬の「サロンパスワールドレディス」から賞金ランキングで首位を走っていた全美貞をついに捕らえ、僅差ながらランク1位に躍り出た。「勝ちを重ねるたびに女王に近づいている実感があります。ますます女王になりたいと、強く思います!」と会見で述べた上田。今後も、ますます見逃せない展開が続くことだろう。

プレーオフ4ホール目。上田が有村より先にバーディパットをねじ込んでガッツポーズ!
「パットというよりショットのブレが・・」。プレーオフでは2ボギーと振るわなかった横峯さくら
「ラインは思ったとおりだったけど、強く入ってしまった」と有村智恵は、このパットを外し初優勝は叶わなかった
ベストアマは横山恭子。高校も辞め、ゴルフに打ち込む決意を固めた!

2007年 スタンレーレディスゴルフトーナメント