相性だけじゃない!根性で掴んだ藤田幸希の大会2連覇!!
2007/06/24 17:00
兵庫県のマダムJゴルフ倶楽部で開催されている、国内女子ツアー第14戦「プロミスレディスゴルフトーナメント」最終日。天気予報どおり朝から冷たい雨が降り続いた。初日に4アンダー単独首位に立った藤田幸希が、2日目にもスコアを伸ばし2位に4打差で迎えた最終日は、藤田がどこまでスコアを伸ばすかに注目が集まった。
ところが、コースとの相性の良さを信じた藤田にもピンチが訪れた。スタートからパープレーが続いたが、7番パー3でボギーを先行させると9番もボギー。この時点で同じ最終組でプレーする上田桃子に並ばれてしまった。このまま失速したくない藤田は、12番でバーディを奪うが、14番でボギー。15番でバーディを奪った上田に逆転を許し、追う立場となる。
迎えた最終18番、藤田は意地のバーディを奪い2年連続でのプレーオフに持ち込んだ。昨年のプレーオフは1ホールで難しい下りスライスのバーディパットを沈め初優勝を掴んだ。今年の相手は初日から3日間同じ組でラウンドした上田桃子。現在のランキングでいうと上田のほうが一枚上手だが、単発勝負のプレーオフでは気持ちの強い選手が勝つ。その1ホール目、上田がパーパットを外したことで藤田の大会2連覇が確定した。
通算2アンダー3位には古閑美保と2005年のステップアップツアー「GDOレディースカップ」に優勝した新崎弥生。さらに1打差の1アンダー5位には最終組でラウンドした福嶋晃子が入った。