今年も女王狙うます!不動裕理が辛くも逃げ切り今季2勝目
2003/05/25 18:00
国内女子ツアー第7戦「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」が5月23日(金)から25日(日)までの3日間、愛知県の中京ゴルフ倶楽部石野コースで開催された。
最終日は、それまでとは風向きが変わり、身体を揺らすほどの強い風がコースを包んだ。2位に4ストローク差で最終を迎えた不動裕理さえも、風のためスコアを崩してしまった。
不動は初日にイーグル、2日目もバーディを奪った6番パー5で、ダブルボギーを叩き、お尻に火がついた。しかし、その後スコアを戻し、終盤は連続3パットのボギーで2位に1打差まで迫られたが、最終ホールをパーで凌いだ。今シーズン開幕戦に続き2勝目となっている。
最終18番はグリーンエッジからパターではなくサンドウェッジを選択。このアプローチをピン横40センチに寄せた。風の読み違いなどリズムを掴むことが出来なかったが、スコアを崩しながらも優勝を奪うあたりはさすが賞金女王の実力。指の怪我や連続池ポチャなどで、勝ち運を手放したように思われたが、この勝利で再び強い不動が甦りそうだ。
1打差2位は木村敏美と2週連続優勝を狙った具玉姫が並んだ。終盤長いパーパットを何度も沈めた具は、最後まで喰らいついたが不動の方が1枚上手だった。
今大会は若手選手を対象にした新人賞が設けられていたが、イーブンパ-でラウンドした古閑美保と三井美智子、さらには昨年2勝している高橋美保子も、この栄誉を掴んだ。
さらに、今週も高校3年生の宮里藍、横峯さくら。そして地元出身の中学2年生、金田久美子が決勝ラウンドに進出した。そして、宮里が1オーバー22位タイでベストアマチュアに輝いている。