新人の斉藤愛璃が開幕戦でツアー初勝利に王手!
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント2日目◇沖縄・琉球GC◇6439ヤード(パー72)
2アンダーの11位タイからスタートした新人の斉藤愛璃が8バーディ、ノーボギーの「64」をたたき出し、通算10アンダーとして2位の朴仁妃(韓国)に2打差をつけて単独首位に躍り出た。
初日首位タイでスタートした馬場ゆかりは、菊地絵理香とならんで通算7アンダーの3位タイに後退。6アンダーの5位タイに飯島茜、北田瑠衣がつけている。横峯さくらは4アンダーの10位タイ。注目のルーキー、工藤遥加は金田久美子らと同じく3アンダーの15位タイで決勝ラウンドに進出した。
一方、昨年度の賞金女王アン・ソンジュ(韓国)は1オーバーの54位タイ、米ツアーを主戦場とする宮里美香は3オーバーの68位タイで予選落ちとなっている。
<後半に怒涛のバーディラッシュ!新人・斉藤が躍動>
昨年のプロテストに合格した新人の斉藤が、圧巻のプレーを見せた。首位から2打差でスタートすると、前半のアウトで2バーディを奪取。後半に入ると一気に加速し、11番では50センチに絡めてバーディ。さらに13番(パー3)からは、16番(パー3)のチップインを含む怒涛の4連続バーディを奪い、一気にトーナメントリーダーに躍り出た。最後まで手綱を緩めず、最終18番(パー5)でもピン手前3mを沈めバーディフィニッシュ。8バーディ、ノーボギーという会心のラウンドを、力強いガッツポーズで締めくくった。
ベストスコアを叩き出したプレー内容も、ホールアウト後の記憶はおぼろげだった。「すごく集中していて、今でもどうゆう内容か分からないくらい。順位のことも考えていなかった」。同組で回った朴も「67」と伸ばし僅差の争いが続いたが、高い集中力を最後までキープし、ディフェンディングチャンピオンを抑えて早くもツアー初タイトルに王手。「明日も変わらず、自分のプレーをしていきたい」。同期の中ではやや年上の22歳が、いち早く初タイトルへのチャンスを掴んだ。