佐々木必死の追い上げ実らず 服部がプレーオフを制す
2004/10/17 18:00
千葉県の東急セブンハンドレットクラブで開催されている、国内女子ツアー第25戦「富士通レディース」最終日。予選ラウンドを終えて、上位に実績のある選手たちがひしめく大混戦。白熱した戦いが繰り広げられた。
序盤でまず飛び出したのは、初優勝を狙う首位スタートの西塚美希世だ。1、3、4番でバーディを奪い、このまま独走態勢に入るのかに思われた。だが、後半に入るとボギーが続く苦しい展開となり、通算3アンダーの3位タイでフィニッシュ。
優勝争いは、逃げ切りを図りたいベテランの服部道子と、首位と2打差の5位からスコアを伸ばしてきた27歳3年目の佐々木慶子の2人に絞られた。服部と1打差の佐々木は16番パー5で快心のバーディを奪い勝負はプレーオフへ突入。決着がついたのはプレーオフ2ホール目の18番、服部の第3打目アプローチが直接入ってバーディ。佐々木もチップインを試みるもカップの横をすり抜け、服部が今季初優勝を飾った。
一方、腰痛から復帰後第1戦の宮里藍は、首位と1打差の3位タイからスタート。前半はスコアを崩して優勝争いから後退。後半は12、15番でバーディを奪い取り返したが、反撃もここまで。17番でボギーをたたき通算3アンダーの3位タイでホールアウトしている。
そのほか、最終日3位タイスタートのベテラン小林浩美は、スコア「79」の大乱調。通算3オーバーの22位タイに沈んだ。また、連覇のかかった女王不動裕理は、初日、2日目とスコア「72」でラウンドしていたが、この日バーディを1つも取れず、通算2オーバーの19位タイで競技を終えた。