淡々と!川崎充津子が抜け出しツアー初優勝!
2004/07/04 18:00
群馬県甘楽郡の小幡郷ゴルフ倶楽部で行われている、国内女子ツアー第12戦「ベルーナレディースカップゴルフトーナメント」の最終日。7アンダーの単独首位で迎えた三井美智子、1打差の6アンダー2位に並んだ表純子、安谷屋美花。最終組はツアー初優勝を狙う3人という顔ぶれになった。
最終組の3人のうち、最終日にスコアを伸ばしたのは表だけだった。苦しむ3人を尻目に、スコアを伸ばしてきたのは最終日の2組前でラウンドした川崎充津子だった。前半に3バーディを奪った川崎は、10番、14番パー3でもバーディを奪い9アンダーに抜け出した。決して派手なパフォーマンスは見せないが、終盤は日焼けなのか緊張からか頬が真っ赤に染まり始めた。
2位に1打差で最終18番ホールを迎えた川崎は、ティショットに3Wを選択。冷静な判断で確実に2オンに成功すると、パーでフィニッシュし後続を待つことになった。最終組で唯一挑戦権を持った表は、17番パー3でグリーンの傾斜を上手く利用しバーディ。9アンダーの川崎に並んだ。ところが、最終ホールで痛恨のボギー。昨シーズン4度2位に終わった表がまたしても優勝を逃してしまった。
「プレーオフは覚悟していました」という川崎は、今シーズントップ10入りが2度あったが、緊迫した優勝争いは経験していない。最終組の2つ前で淡々とプレーできたのが、好結果につながった。地元宮崎で行われる最終戦の「LPGAツアー選手権」に出るという目標をかなえることができた。