2005年 リゾートトラストレディス

横峯自滅・・・川崎が逃げ切り通算2勝目!

2005/06/05 18:00
終盤で横峯に並ばれたが、相手が自滅。川崎充津子がツアー通算2勝目を飾った

福島県のグランディ那須白河ゴルフクラブ36で行われている、国内女子ツアー第10戦「リゾートトラストレディス」の最終日。天候は時折強い風が吹く青空の下、約1万人のギャラリーが会場に駆けつけた。多くのファンの期待に応えるべく、試合展開も最後までわからない白熱した展開となった。

首位と4打差からスタートした横峯さくらは、父・良郎氏をキャディにし、必勝体制で臨んだ。前半はスコアを伸ばせずにいたが、後半10、13番でバーディを奪い、首位を走る川崎充津子に2打差まで詰め寄った。

逃げ切りを図りたい川崎は、15番のティショットが、左のカート道に跳ねてそのままOBゾーンへ。このホールをダブルボギーとし、9アンダーで横峯と並んだ。横峯はようやく首位を捉えたのもつかの間、17番のティショットを左に大きくひっかけグリーン左のラフへ。次のアプローチも2段グリーンの下につけ痛恨の4パット。これに対し、キャディの良郎氏も「アホか」とぼやいていた。

これで再び3打差のリードを手に入れた川崎は、最終ホールをボギーとするも、通算8アンダーでツアー通算2勝目を飾った。女王不動裕理と同期の28歳の川崎は、いままで影を潜めていたが、昨年の初優勝から徐々に頭角を現している。今後の活躍に注目したい。

そのほか、女王不動裕理は、最終日にスコアを4つ伸ばし通算5アンダーの3位タイでフィニッシュ。ト阿玉の記録を抜き、不動が741,330,509円まで伸ばし、生涯獲得賞金ランキングのトップに立った。

横峯さくらにとってキーポイントとなった17番のアプローチ。2段グリーンの下につけ痛恨の4パット。これに対し、キャディを務める父・良郎氏が思わず「アホか」とぼやいた

2005年 リゾートトラストレディス