2010年 ヤマハレディースオープン葛城

古閑、天沼が2アンダー首位タイで最終日へ

2010/04/03 18:37
強風の中で2ストローク落とすに踏み止まり、首位タイで最終日を迎える古閑美保

静岡県の葛城ゴルフ倶楽部・山名コースで開催されている、国内女子ツアーの第4戦「ヤマハレディースオープン葛城」の2日目。初日が悪天候のために試合の進行が大幅に遅れ、日没サスペンデッドに。そのため、2日目の7時56分から第1ラウンドの残りが行われ、9時17分に全選手がホールアウト。この時点で古閑美保が4アンダーの単独首位に立ち2位に2打差をつけていた。

そして、9時40分に第2ラウンドが初日と組み合わせを変更せずにスタート。この日は朝から晴れたが、スタート前から強く冷たい風が吹き荒れ、全体的にスコアが落ち込んだ。記録では6メートルという風速だったが、体感では前日よりも強く感じる状態。時おり突風も吹き、ホールによってはボールが動いた選手もいるほどだった。

夕暮れが迫る中、無事に全選手がホールアウトし、古閑美保、そしてこの日1ストロークスコアを伸ばした天沼知恵子が、通算2アンダーで首位タイに並んでいる。

スタートからパープレーを続けた古閑は、9番、11番でボギーを叩いたが、12番から3連続バーディで5アンダーまでスコアをのばした。ところが、今度は15番から3連続ボギーで2アンダーに後退してしまった。「3連続バーディで立ち直ったと思ったけど・・・。15番は練習ラウンドから躓いていた。15番以降のゴルフは、明日も大事になると思う」と1年5ヶ月ぶりの優勝をめざし気持ちを引き締める。

2打差の通算イーブンパー単独3位には、韓国の黄アルムがつけている。ホステスプロとして出場している黄が、大会連覇に向けて好位置をキープしている。通算1オーバー4位タイは宋ボベ(韓国)と竹末裕美の2人がならび、通算2オーバーの6位タイには、2試合連続優勝を狙う北田瑠衣をはじめ、茂木宏美、井上葉香など5人が並んでいる。

強風により、ラインを読む表情も歪んでしまう
天沼知恵子が首位タイで最終日へ。4年も遠ざかっている優勝のチャンス到来!
ここまでホステスプロの重責をしっかりと果たしている黄アルム
この強風の中で2ボギーはお見事。4位タイに浮上した宋ボベ
2試合連続優勝がかかる北田瑠衣は、4打差の6位タイに浮上
開幕から4試合連続予選落ち。本領発揮には、もうしばらく時間がかかりそうだ
前半は1ストローク伸ばすも、10番でダボ、12番でトリ・・・。13位タイに急降下
予選落ちも危うい位置から巻き返し、13位タイに浮上したアン・ソンジュ。やはり怖い存在だ
後半に6ボギー。1ストローク差で予選通過はならず
初のホストプロとしての出場も、悔しい予選落ちを喫した森桜子
10オーバーの50位タイでギリギリ予選突破!
風に対応できず32位タイに急降下した青山加織。これも経験の浅さか・・・
今シーズン初出場の櫻井有希だが、90位タイで予選落ち。サクラは咲かず
開催コースである葛城GC所属の藤野オリエ。37位タイで予選突破!
第一組のスタートに合わせ、早くから多くのギャラリーが詰め掛けた

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