2008年 キヤノンオープン

藤田寛之が単独首位、宮里優作が2打差2位

2008/10/11 19:08
安定したショットで単独首位に立った藤田寛之

神奈川県にある戸塚カントリー倶楽部・西コースで行われている国内男子ツアー第17戦「キヤノンオープン」の3日目、早い時間は曇り空で小雨が時折ぱらついたが、午後に入り天気は回復。太陽も顔を出し、爽やかな一日となった。

グリーンは、なお軟らかめ。ピンをデッドに狙っていけるショットの好調な選手がスコアを伸ばした。この日、単独首位に立ったのはトップと1打差の2位タイからスタートした藤田寛之。1番で8mのバーディパットを沈めた藤田は、その後もショットをピンに絡めて6バーディノーボギーの完璧なゴルフを披露。この日「66」で回って、通算12アンダーの単独首位に浮上した。

単独2位は、通算10アンダーの宮里優作。「今日は(ショットとパットが)がちっと噛み合った」と、7バーディノーボギーの猛ジャージで、前日の14位タイからジャンプアップを果たしている。今大会の会場である戸塚カントリー倶楽部は、2005年の「日本女子オープン」で、宮里藍がメジャー初優勝を飾ったコース。「キャディさんも応援してくれるし、念じゃないけど、良い雰囲気がありますね」と、相性の良さもあるようだ。

通算8アンダーの3位タイに続くのは、白佳和手嶋多一清田太一郎桑原克典の4人。片山晋呉矢野東らが、通算7アンダーの7位タイにつけている。4試合ぶりに予選を通過した石川遼は、16番でイーグルを奪うなど4つスコアを伸ばして通算5アンダーとし、16位タイへ浮上している。

この日ベストの「65」で単独2位に浮上した宮里優作
今季初の予選通過で、上位に顔を出した白佳和
「最後、パーで最終組で回りたかった」と悔やんだ手嶋多一
ショットも安定し、16位タイへ浮上した石川遼

2008年 キヤノンオープン