池田勇太が単独首位で決勝へ 1打差に今平周吾
◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 2日目(16日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7063yd(パー72)
首位発進した池田勇太が1イーグル6バーディの「64」で回り、通算16アンダーとして単独でトップの座を堅守した。2010年、2017年に続く大会3勝目に向けて、好位置で週末へと折り返す。
風が強く吹いたコンディションにもかかわらず、池田はこの日の午後のプレーを「ありがたかった。準備がしっかりできた」と言う。首痛による2試合欠場後の復帰戦。前日はラウンド後の時間をトレーナーによる長いケアに充て、この日の朝も慎重にティオフに備えた。「ショット、パットともにきのうと変わらない感じでプレーできた」ことで、順調にスコアメーク。後半5番(パー5)では残り178ydの第2打を7Iでピン左3mにつけてイーグルを奪った。
「この2、3週ではありえないくらい、きちっと振れて、思うように打てている」実感がある一方で、はやる気持ちを抑えようと必死。「調子に乗って無理をすると、あしたが辛くなってしまう。あと2日間、加減しながらやっていくことかなと思います」と安全運転を心がけた。
通算15アンダー2位に今季2勝の今平周吾。8バーディ、ボギーなしの「64」でプレーして、7アンダー3位から浮上した。池田と同じく首位発進した亀代順哉は、堀川未来夢と並んで通算11アンダー3位。通算10アンダー5位に木下稜介が続いた。
2015年大会覇者の石川遼は13番から3連続バーディを奪うなど見せ場を作り、「70」で終えて通算8アンダー12位。賞金ランキング1位で2週連続優勝がかかる比嘉一貴は通算6アンダー26位とした。
日本ツアー今季初戦の小平智は5バーディ、3ボギーの「70」で回り、宮里優作らと並んで通算3アンダー50位で予選を通過した。
<主な上位成績>
1/-16/池田勇太
2/-15/今平周吾
3T/-11/亀代順哉、堀川未来夢
5/-10/木下稜介
6T/-9/久常涼、池村寛世、時松隆光、大槻智春、杉山知靖、ジャン・ドンキュ