ゴルファー日本一の称号は誰の手に 石川遼の国内復帰戦
◇国内男子メジャー第3戦◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前情報◇岐阜関カントリー倶楽部 東コース(岐阜)◇7180yd(パー70)
2017年の国内メジャー第3戦は12日(木)、岐阜県の岐阜関カントリー倶楽部で開幕する。日本ゴルフ協会(JGA)主催のナショナルオープン。2009年に「日本女子プロゴルフ選手権」が行われた当地での男子メジャー(レギュラー)が行われるのは、1973年に青木功が制した「日本プロゴルフ選手権」以来となる。
埼玉県の狭山ゴルフ・クラブで行われた前年大会は米ツアーで活躍する松山英樹が優勝し、日本で初のメジャータイトルを獲得。同大会から国内外で5戦4勝(うち1試合は2位)を挙げ、飛躍につなげた。今年は同週にマレーシアでの米ツアー「CIMBクラシック」に出場するため、ディフェンディングチャンピオン不在となる。
前週の「ホンマ・ツアーワールド・カップ」でシーズン3勝目を挙げた宮里優作は、賞金ランキングトップに返り咲いて、ビッグトーナメントが続くシーズン終盤戦を迎えた。5月の「日本プロ選手権 日清カップヌードル杯」に続く今季メジャー2勝目となれば、初のマネーキングに向け、さらに弾みがつきそうだ。
直近3年の同大会は、池田勇太が戦いの中心にいる。2014年からすべて最終日最終組を戦い、優勝、2位、2位と上位争いが続く。今季は米ツアーへのスポット参戦を経て、8月以降に2勝をマーク。一方で15年に優勝した小平智も、2週前の「トップ杯東海クラシック」を制して賞金ランク2位につけており、トップ選手の万全のプレーが期待される。
そしてこの秋、米レギュラーツアーで出場権を失った石川遼にとっては、今大会が日本ツアー復帰戦となった。5年間、主戦場とした舞台から一時撤退を余儀なくされた26歳は、ゴルファー日本一を決めるトーナメントで再スタートを切る。
<主な出場予定選手>
池田勇太、石川遼、今平周吾、片岡大育、片山晋呉、キム・キョンテ、小平智、ソン・ヨンハン、谷口徹、藤田寛之、藤本佳則、宮里優作