波に乗るか?前週優勝の今平周吾 ミズノ契約のベテランも虎視眈々
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 事前情報◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7404yd(パー72)
中国地方で唯一の男子トーナメントが、25日(木)から4日間の日程で開催される。タイトルの行方はもちろんのこと、注目は7月の海外メジャー「全英オープン」の出場権争いだ。有資格者を除いた上位4選手が、今年の会場である英国・ロイヤルバークデールGC行きのチケットを手にする。
昨年大会を制したのは、通算11アンダーで接戦をものにしたキム・キョンテ(韓国)。すでに出場資格のあったキムを除く、市原弘大、今平周吾、イ・サンヒ(韓国)、谷原秀人の4人が「全英」の出場権を獲得した。
海外メジャー初挑戦の「全英」で89位と辛酸をなめた今平は今季、ついに前週の「関西オープン」でツアー初優勝を飾った。22日の「全米オープン」の予選会も通過するなど、弾みをつけて得意コースのJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部に乗り込む。予選ラウンドは片岡大育、武藤俊憲と同組になった。
大会主催のミズノと契約するプロでは、2015年に大会初優勝を飾った手嶋多一が最近のホストV選手。1986年の中嶋常幸(当時)以来29年ぶりだった。今年も手嶋や武藤らベテランの試合巧者がタイトルに狙いを定める。15年大会で3位に入り「全英」出場を決めた富村真治、昨季下部チャレンジツアー賞金ランク4位の小鯛竜也ら若手の契約選手たちも、世界へとつながる大会に意欲が高い。
賞金ランキング1位の宮里優作、2位の久保谷健一のほか、今季好調の谷口徹、小平智、藤本佳則らがエントリーした。2週前の「日本プロ日清カップ」で惜しくもエージシュート(年齢以下のスコアでラウンドする)を逃した70歳の尾崎将司も出場。25歳の大堀裕次郎、22歳の香妻陣一朗と同組で決勝進出を目指す。
【主な出場予定選手】
キム・キョンテ、伊澤利光、稲森佑貴、今平周吾、岩田寛、大堀裕次郎、尾崎将司、小野田享也、片岡大育、片山晋呉、久保谷健一、小平智、重永亜斗夢、ソン・ヨンハン、谷口徹、手嶋多一、永野竜太郎、藤田寛之、星野陸也、宮里優作、武藤俊憲、川岸良兼