1998年 アコムインターナショナル

横尾要、初優勝へあと1日!

1998/11/07 18:00

今度こそ横尾要のツアー初勝利が実現しそうだ。初日から首位を走っていた横尾が3日目もまた14ポイントの貯金を追加して疾走中。
「初日と2日目だけは強い」と本人も認めてしまっている。土曜日曜も予選ラウンドと同じ気持ちでプレーできれば、との思いから「初日のつもりでプレーする」と語っていた横尾だが、その言葉の通り1イーグル(5点)、5バーディ(10点)。ほぼ初日プレーの再現ができた。最終18番のボギー( -1点)でミソをつけたものの14点の追加。2位に7ポイントの差で首位を走っている。初優勝まであと1日だ。

「3番のイーグルパット(12メートル)は読み通りに打てた。ラッキー! あれは大きかった。先制パンチです」という横尾。ステーブルフォード競技がすっかり気に入ってしまった。「このシステムは有利ですね。ボギー打ってもバーディ取ればポイントが増えるんですから。タボさえ出さなければいい」 「欲をいえばもう一つ、10番か16番でもイーグルが欲しかったな」などと、どんどん図にのってくる。もちろん両ホールとも立派なバーディ。
明日は宮本勝昌が敵という形になる。「でも同級生だし、楽しくやりたい。宮本は圧倒的に飛ぶけど、このコースはボクでも4Wで2オンが狙えるパー5だから不利にはならないですね」

宮本勝昌は首位に7ポイント差。「昨日は5ポイント、今日は7ポイント差。引き離されてしまった。2番3番4番とバーディで少しは差が縮まったかなと思ってたらカナメちゃんの3番イーグルでガクッ!です」
カナメのポイントしか見ていない、と宮本は言う。「打倒の自信はないけれど、カナメも少なからずシビレているはずです。目の前であっさり勝たせたくはないです」

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